Nihon-go-jiji blog

日本の時事を紹介します

PS4の人気とゲームセンターCX

昨年1115日、そして今年の222日に北米と日本で家庭用ゲーム機「PlayStation4」が発売されました。

ソニーとしては、2006年のPS3発売以来、7年ぶりの新機種発売です。

34日にソニーが発表したデータによると、全世界で既に600万台が売れたとのことです。

この数字は他のゲーム機、つまり

任天堂Wii U2012年発売、201312月時点586万台)、

マイクロソフトXBOX one201311月発売、201312月時点300万台)

と比べても、ひとまず成功を収めたと言えるものでしょう。

前の機種PS3販売当初、売上不振だったことを考えると、ソニー名誉挽回といったところです。

 

それでは、なぜ今回はこのようにヒットしたのでしょうか。

PS3に比べ、手ごろな価格設定も理由の一つでしょう。

PlayStation 4
 

 

その他の理由としては、今回のPS4の特徴でもあるネットワークとの連携が挙げられます。

ゲームをしている時にコントローラーの「Shareボタン」を押すと、その時のゲーム画面や映像をSNSにアップロードすることができます。

また、自分がプレイしている様子をインターネットを通じて世界中に生中継することもできます。

 ニコニコ動画でもゲーム実況に人気があるように、こういった機能がどうやら受けているようです。

ゲームの上手い下手に関わらず、みんなでワイワイ楽しむというゲームの原点を思い出させてくれるような点がいいのかもしれません。

 

ところで、時を同じくするかのように、最近ある映画が日本で公開されました。

その名は『ゲームセンターCX THE MOVIE マイティボンジャック』。

レトロゲームにひたすら挑戦していくという日本の人気テレビ番組「ゲームセンターCX」の映画版です。

この番組も、決してゲームが上手とは言えない「有野課長」のプレイをみんなであれこれ言いながら見るのが人気の根本となっています。

 

かたや最新ゲーム、かたやレトロゲーム

時代は変わっても、ゲームの本質はそれほど変わらないのかもしれませんね。

2月の行事

 2月にも様々な行事があります。

今回は2月の行事を紹介します。

 

節分(せつぶん)

もともと節分は季節の始まり、つまり立春立夏立秋立冬それぞれの前日のことを表していました。

しかし、現在は主に立春の前日のことだと認識されています。

この節分の日には「豆(まめ)まき」をします。

豆まき」とは、邪気(または邪鬼)を追い払うための儀式です。

昔の人は 季節が変わるときに邪気が生まれると信じていました。

その邪気や悪い鬼に煎(い)った大豆をぶつけて追い払うのがこの儀式です。

まくときは「鬼は外、福は内」と言うのがお決まりです。

 

 また、大阪では「恵方巻き(えほう-まき)」という巻き寿司を食べます。

食べるときは、恵方その年の縁起がいい方角)を向いて黙って食べきることが決まりになっています。

近年ではコンビニでの販売などの影響もあり、大阪以外でもこの習慣が広まっています。

 

建国記念の日

2月11日は日本の祝日、「建国記念の日(けんこくきねん-の-ひ)」です。

日本最古の歴史書『日本書紀』によると、この日に初代天皇である神武天皇が即位したそうです。

ここで注意してほしいのは「建国記念日」ではなく「建国記念の日」だということです。

建国記念日」だと「この日に建国したことを記念する日」という意味になります。

ただ、日本にはこの神武天皇即位を建国記念日とすることに反対する人々もいます。

特に日本共産党など左派系はその傾向があります。

そこで当時の自民党政府は「建国を記念する日」という意味にもなる「建国記念の日」という名称で2月11日を祝日としました。

最近ではこの日に今の憲法を改めるか、そのまま改めないかという憲法論議活動がよく行われています。

 

バレンタインデー

日本では1970年代に定着した文化ですが、日本では主に女性が好きな男性にチョコレートを贈る日愛の告白をする日として認識されています。 

また、好きな人以外には形式だけの「義理チョコ」と呼ばれるチョコを渡すこともあります。

 

 ・東京マラソン

2007年から行われている東京マラソンは、年を追うごとに参加者が増え、今では30万人以上にまでなりました。

レースとして参加する選手もいますが、それ以上にマラソンを楽しみながら走る参加者が多いのも特徴です。

中にはコスプレをして走る人もいたり。

 

 

 

 

 

春節おめでとうございます。

春節(しゅんせつ)おめでとうございます。

中国ではにぎやかなお正月なんじゃないでしょうか。

日本は、おそらくもう知っていると思いますが、太陽暦のお正月を過ごしますので、いつも通りです。

ただ、最近は春節の休みを利用して来日する中国人観光客が増加しているため、観光業界やビジネス界を中心に「春節」というこの言葉が近年注目されるように、また認知されるようになりました。

ちなみに、太陰暦の正月のことを今の日本では「旧正月(きゅうしょうがつ)」と言います。

 現在では、そうした中国人観光客をターゲットとしたビジネスも盛んに行われています。

 

 

また、昨日は節分、今日は立春という記念日でもあります。

節分の行事といえば、やっぱり「豆(まめ)まき」ですね。

煎った大豆を玄関や神棚(かみだな)などにまきます。

まく時にはこう言います。

「鬼は外、福は内」

鬼は豆をぶつけられるのが嫌なようですね。

 

 

 

私も昨日、家でやりました。

豆も食べました。

この歳になると結構食べるのも大変です。

 

 

大寒の日にすること

今年は1月 20日が大寒(だいかん)でした。

1月5日ごろの小寒立春の中間で、一年で一番寒い日と言われています。

日本では、寒中見舞い(かんちゅうーみまい)という手紙を親しい人に送ったりします。

夏の暑中見舞い(しょちゅうーみまい)と同様、相手の健康を気遣う習慣です。

 

大寒の日には、ほかにもいろいろなことをします。

たとえば、日本酒や醤油、味噌等の仕込み(しこみ)です。

仕込みとは、酒や味噌等の原料を大きな桶(おけ)に入れて、発酵するように調整することです。

大寒の日の朝に汲(く)んだ水のことを寒の水(かんのみず)と言って、この水はきれいで一年間腐らないと言われています。

この水を使って、いろいろなものを作り始めます。

 

 

そして、食べ物だけじゃなくて、人もきれいになります。

神社には「大寒(だいかんーみそぎ)」という行事があります。

きれいな水を使って「身(み)を清(きよ)める」という行為は、日本の宗教「神道(しんとう)」でよく行われます。

 

武道を学ぶ人たちが行う「寒稽古(かんげいこ)」も冬の風物詩ですね。

 

でも、見てるだけで寒くなります。

本田圭佑、ACミランに移籍

 

今月8日、日本のサッカー選手である本田圭佑(ほんだ‐けいすけ)さんがイタリアのプロサッカーリーグ「セリエA(アー)」のACミランへの入団会見を行いました。

 

本田選手は現在、日本で最も人気の高いサッカー選手と言っても過言ではありません。

昨年、2013年好きなスポーツ選手ランキングオリコン調べ)」が発表されましたが、本田選手はサッカー選手でトップ、男性総合でも第3位に入りました。

参考:http://www.oricon.co.jp/entertainment/special/page/766/

イングランドプレミアリーグマンチェスター・ユナイテッドに所属する香川真司(かがわ・しんじ)選手が第6位なのに、これまで欧州主要サッカーリーグ所属ではなかった本田選手の人気がこれほど高いのはなぜでしょうか。

 

2013年は27のテレビCMに出演しています。

 

 

 

彼の特徴は、テクニックの高さ強靭(きょうじん)なフィジカルです。

本田選手にボールが渡ると、そう簡単には相手に奪われません。

体をぶつけられても倒されることはなく、そこから攻撃の形が生まれるのです。

まさにチームの大黒柱(だいこくばしら)攻守の要(かなめ)と言っていいでしょう。

チームの頼れる存在というわけです。

実際、日本代表の試合で、本田選手が出場した試合としなかった試合では結果も内容も大きく

異なると言われています。

 

それともう一つ、彼の性格、個性も注目を集める理由だと思います。

本田選手はいつもテレビカメラの前では「強気の発言」をすることが多いです。

例えば、ロシアリーグのCSKAモスクワに所属していた当時、欧州チャンピオンズリーグで日本人選手としては初めてベスト8に進出しました。

その時、メディアにこのことを質問されて以下のように答えました。

日本人初とか興味ない、僕が目指しているところは遥か上なんで

また今回のACミラン入団の時もこう発言しています。

僕が入ればチームを劇的に変えられる

日本社会で美徳とされる「謙虚さ」とはかけ離れているように思えます。

でも、そんなところが逆に彼の存在感を目立たせ、これまでにない人物として期待されているんだと思います。

 

そんな日本のリーダーのビッグクラブでの活躍を、日本の多くの方が注目しています。

私もその一人です。

 

 

 

 

1月10日は「福男選び」

1月10日午前6時、兵庫県西宮市にある西宮神社十日戎開門神事福男選び(とうかえびす‐かいもんしんじ‐ふくおとこえらび)が行われました。

通称福男選びです。

福男選びとは、簡単に言うと、その年に一番幸福になれる人福男を決めるための競走です。

通常「男」と呼ばれますが、女性でも誰でも参加できます。

女性の場合は福女と呼びます

西宮市(にしのみや‐し)「神戸牛」で有名な神戸市のとなりにあります。

神社の門が開くと同時に、たくさんの参加者がゴールに向かって走り出します。

そして、一番早くゴールに到着した参加者がその年の福男になります。

一番目なら特に「一番福」と言って、「二番福」「三番福」もあります。

ただ栄誉だけではなく、お米や日本酒、ビールなどもたくさんもらえます。

 ビールなら一年分とか。

うらやましいですね。

 

2013年の福男選びの様子

 

今年も約5000人の男性がこの「福男選び」に参加したそうです。

 

1月7日は七草粥(ななくさがゆ)

 お正月はいつもよりも豪華な食べ物がテーブルに並びます。

 日本では「お節(おせち)」や「お雑煮(おぞうに)」に代表されるようなお正月料理が食べられています。

 

お節

 

 

お雑煮

 

 

 家族そろっておいしい料理を食べるのは幸せなことですが、食べ過ぎたり、パーティーのような食事がずっと続くと胃腸も疲れますよね。

 そんなときには胃腸にやさしいお粥を食べます。

 日本では1月7日に「七草粥(ななくさがゆ)」を食べる習慣があります。

 七草粥とは「春の七草」という七種類の野草を摘んで、それを刻んでお粥にしたものです。

 「春の七草」を紹介すると↓

芹(セリ)  水芹

薺(ナズナ)  荠菜

御形(ゴギョウ)  鼠曲草

ハコベラ  繁缕

仏座(ホトケノザ)  宝盖草   稻槎菜

スズナ ※現在の「大根(ダイコン)  芜菁   蔓菁

蘿蔔スズシロ ※現在の「蕪(カブ)  萝卜   莱菔

 

 

 正直に言うと、特別おいしいわけではありませんが、これを食べると体がリフレッシュする気分になります。

 それと同時にお正月がもうすぐ終わってしまうという少し寂しい気持ちにもなります。

 お正月の風物詩の一つです。